加齢や病気、ケガで、噛む力が弱くなってしまった方に、やわらかい食べ物を作る時、
十分やわらかくなっているかな?
食べる本人の噛む力にあっているかな?
と、柔らかさの調整に悩むことはありませんか?
「スプーンで簡単につぶせる」
「軽く指で押してつぶせる」
「舌の力でつぶせる」
など、やわらかさの表現は色々ありますが、具体的に確認するには不十分なことがあります。
「カメルカ」を使うことで、食べ物の硬さを視覚的に簡易的に確認することができます。
水の入ったペットボトルを用意し、カメルカをペットボトルのキャップにはめて使うことで、簡単に使用できます。
カメルカとは、「食べ物の硬さを確認できる道具」
どんな時に使うの?
- 入れ歯を外す・合わない方が食べられる硬さの確認に
- 離乳食のやわらかさの確認に
- よく噛まずに飲み込む方に
- 外出先での食べ物のかたさの確認に
- 素材:ナイロン製
- 耐熱温度 :180℃
- 重 さ : 約3g
- サイズ :直径約3.2cm 高さ約3cm
- 特許庁意匠登録第1667396
「はなす たべる くらす舎」が開発
【はなす たべる くらす舎】
代表:高田耕平さん (@ft1igdoaljvsolh)
在宅言語聴覚士、食支援研究家、「カメルカ」などモノづくり、「おやわ食堂」事務局長など、幅広く活躍されています。
住所:〒611-0002 京都府宇治市木幡御蔵山39‐1728
電話:090-3927-0076
FAX:0774‐26‐9570
メール:hanataku2019@gmal.com
休日:不定期
はなす たべる くらす舎では「話す」「食べる」「暮らす」をテーマにした「垣根の無い、ボーダレス」なサービスと製品をお届けすることをモットーに2019年に事業を開始致しました。
はなす たべる くらす舎
カメルカの取り付け方
自分で用意するもの
■500mlのペットボトル
■透明の小皿
①500mlペットボトルの表面に、ステッカーを貼ります。
四角い形のペットボトルだと、でこぼこするので、ステッカーを貼りにくいです。
ペットボトルの表面は丸いものがよいです。
②ペットボトルに指定量の水を注ぎます
ペットボトルに入れる水の量
■「舌でつぶせる」は約20Kpaとしています。
・「丸飲み」「早食い」「噛まずに飲み込む」方に臨ましいかたさ
・離乳食として生後9ヶ月頃からの食べ物のかたさの目安でもあります
■「歯ぐきで簡単につぶせる」は約40Kpaとしています。
・歯が生えていても、噛み合う歯が無い方も対象となります。
・離乳食として生後9ヶ月頃からの食べ物のかたさの目安でもあります
・ユニバーサルデザインフードでは50Kpaと設定されていますが、咀嚼・捕食以外も送り込み以降も低下されている方が多いためです。
引用:カメルカ(簡易〝かたさ”チェッカー)取り扱い説明書
ペットボトルの表面に貼るステッカーには
「歯ぐきで簡単につぶせるかたさ400ml」「舌でつぶせるかたさ180ml」と表示されています。
しかし、
厳密に測定するには、空のペットボトル(26g)と凸コネクタの重さ(3g)も計測して、
水の量を決めます。
(今回使用したペットボトルは約26gでした)
【硬さと水量の一覧】
20Kpa:211ml = 舌でつぶせる
30Kpa:317ml = 健常者70歳代の最大舌圧平均
40Kpa:423ml = 歯ぐきで簡単につぶせる
50Kpa:530ml = ユニバーサルデザインフード規定の「歯ぐきでつぶせる」相当
100Kpa:1,059ml = 「やわらか食」の硬さの多くが100Kpa以内と言われる
舌でつぶせる 20Kpa:211ml-(3g+26g)=182ml
歯ぐきで簡単につぶせる 40Kpa:423ml-(3g+26g)=403ml
次回以降、入れる水の量が分かりやすいように、水面に付属のシールを貼るか、マジックなどでしるしをつけます。
③ペットボトルのキャップをしめ、キャップの上から、「カメルカ」(凸コネクタ)をはめ込みます。
キャップ全体にはぴったりと入り込みませんでした。
カメルカの使い方
①硬さを確かめたい食品を、透明の小皿に入れます
②ペットボトルを逆さにし、「カメルカ」(凸コネクタ)を食品に垂直に当て、手を離します。
注意点
■手の力で押し込まないように。
■ペットボトルに入った水の重みだけを利用して、食べ物がつぶれるかを確認します。
■食べたい時の食品の温度で測定します。
■食べる食品の部位ごとに硬さが異なるものは、分けて測定します。
■測定する食品の厚さは、凸コネクタ部分と同じくらいの厚さ(約1.5cm)での測定が望ましいです。
③凸コネクタが、食品を貫通すれば、かたさは規定内です
透明小皿の底から、凸部の先端が見えると、食品を貫通しています
④使用後の汚れは、食器用洗剤または、食洗器で洗浄してください
注意事項
・本商品は食具ではございません。直接凸コネクタから食べないでください。
・本商品は食品の硬さを大まかに測るもので、嚥下(えんげ)しやすい全ての特徴を測れるものではありません。よって嚥下可能であることを保証するものではございません。
・硬さ上、問題が無い場合でも、乾燥しているもの(クラッカー等)・付着しすぎる素材(海苔類等)・離水しやすい食材・横方向に強い肉の繊維等は飲み込み難い物性特徴がある為、嚥下に不安のある方は必ず専門家へご相談の上でご利用下さい。
引用:カメルカ(簡単かたさチェッカー)取扱説明書
カメルカのメリット・デメリット
✅ メリット
・「舌でつぶせる」や「歯ぐきで簡単につぶせる」大まかな指標が分かる
・持ち運びができ、外出先でも使える
・準備や使い方が簡単・手軽に使える
✅ デメリット
・嚥下の不安やリスクがある場合は、過信しすぎてはいけない
・舌や歯ぐきの状態や機能により、簡単につぶせないこともある
・食品によって、凸コネクタ部分に、汚れがのこることもある
購入方法・お問合せ
購入方法
価格・支払い方法
本体価格:1,500円(税抜き)
送料:全国一律300円
支払い方法
クレジットカード
代金引換
口座振込
まとめ:カメルカを使ってやわらかさを確認できる
噛みにくい、飲み込みにくいという問題を抱えている方の食事を作る時に、やわらかさのおおよその目安があれば調理の方法や選ぶ食材をイメージすることができます。
カメルカを使う事で、食べ物のやわらかさを視覚的に、具体的に確認できます。
「安全に口から食べたい」
「食べる事・噛む事を通して、リハビリをがんばりたい」
などという方のための食事を作る時に、カメルカを使用してはいかがでしょうか。
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